最近耳にするようになった言葉として、「実家じまい」、「家じまい」と言う言葉があります。
実家じまいは、例えば地方に住んでいる親が亡くなって、親が住んでいた家を、その子供達などが処分、処理する手続きです。
例えば、長男などがその家に引き続き住むのであれば、実家じまいは必要ないのですが、子供たち全員が東京に出てきており、親以外その家に住んでいない場合などは、親が住んでいた家をどうするか問題となります。
やはり実家の土地や家屋を売りに出して処分するということが多いと思います。マンション等であれば賃貸に出すなども考えられます。
これに対して家じまいと言うのは、まだ存命中の親などが、自分たちの住んでいる家を負の不動産にしないために、生きている間に処分等をすることです。この場合も、例えば家を売って、親は老人ホームなどの施設に入るとか、住んでいる一戸建てを売り、高齢の方も住みやすいマンションに移るとか、いろいろな方法があります。
実家を空き家のまま放置しておくと、近隣に迷惑をかける恐れも出てきます。当然、固定資産税もかかります。
実家の建物や土地を負の財産にしないためにも、実家じまいや家じまいについて家族で話合いをする事はとても有益なことだと思います。
実家に親が住んでおり、親以外その家に住んでいない場合には、帰省の際に、実家じまいや家じまいについて話合いをしてみてはいかがでしょうか。
もう数日でお正月ですね。皆様も良いお正月をお迎えください。